中央研究所では、断熱関連の材料・工法について、基礎研究・応用研究・実用実験を行うことにより、自社製造の断熱材の高品質化、環境対応化(脱フロン)や新たな材料、工法の開発などを行なっております。特に対応が困難とされる液化天然ガス(-162℃)を想定した超低温下の冷却試験においては、30年以上の実績を有し高い評価を得ております。
また、石綿障害予防規則第3条第6項に基づく分析調査者の有資格者が、断熱材・建材等のアスベスト含有の分析にも対応しております。
会社情報
BUSINESS OUTLINE
事業概要
当社は、発電所や化学プラント、LNG(液化天然ガス)関連施設等に代表される工業設備に欠かせない熱絶縁工事を主力とする建設工事会社です。工業炉で2,000度もの高温から設備を守り、LNG運搬船でマイナス160度の超低温を保つ当社の断熱技術は、国内外の多くのユーザーから高い評価と信頼をいただき、省エネや地球環境の保全に広く貢献しています。
断熱工事分野 | 産業用設備、機器等の熱断熱工事および工業炉の築炉・耐火工事において、プラント設備の熱効率を上げるとともに、エネルギー消費を抑えることで地球の温暖化防止に貢献。また、付帯事業として鋼構造物工事、管工事、防食・塗装工事などを展開しています。 |
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環境関連分野 | 工事施設の防音工事、煙突ライニング工事、コンクリート耐震補強工事、ごみ焼却場の設備工事、アスベストの除去工事などでクリーンかつ安全な環境を実現します。 |
海外分野 | 世界の産油諸国、資源保有国の石油精製設備、LNG(液化天然ガス)製造・貯蓄設備等における豊富な工事実績を誇っています。 |
クリーンルーム分野 | 半導体・液晶等のエレクトロニクス産業やバイオテクノロジー、医療産業分野におけるクリーンルームの内装仕上工事を展開。高品質な技術により最先端の作業環境を提供します。 |
断熱材製造・販売 | 保温性と耐熱性に優れた断熱材「ケイカルエース・スーパーシリカ」は超軽量けい酸カルシウム保温材として国内有数のブランド。 |
各種ボイラ、産業用焼却炉の製造、据付工事を通じてボイラプラント、ごみ処理施設などの分野で省エネルギー、公害規制対策等に貢献。バイオマス(生物資源)を燃料とした環境配慮型ボイラのニーズにも対応しています。
中央研究所
浜松工場
浜松工場では、断熱関連工事に使用するさまざまな材料を自社生産しています。主力製品としては、LNG船向防熱パネル、低温向断熱材のポリウレタンフォーム(モールド品、切出品)および原子力発電所に使用される金属保温材などがあります。
生産に当たっては環境に配慮し、廃棄物低減のため断熱材の減容およびサーマルリサイクルに取り組み、厳重な品質管理のもとで製造しています。また、顧客のニーズに合わせ、営業、工事、技術と一体となり新たな熱絶縁材料の開発に努めております。